仮想アース技術を応用した斬新で独創的なアイディアをもって、これまでのパワーコンディショナの概念を覆す革新的なモデル。
・内部配線のプリント基板化とシンメトリック配置
・仮想アース技術によるインピーダンス低減(パワーライン/アースライン)
・電源ライン系統分け(ダイレクトライン/フィルタライン)
・仮想アース専用コンセント搭載
・保護機能搭載(過負荷/サージ)
・新振動対策機構:M.I.S.+β採用
| モデル名 | Joker8+VPs |
|---|---|
| 型式 | KK175 |
| 標準価格 | 820,000円(税込902,000円) |
| 発売日 | 2026年1月26日(月) |
Joker8+VPs
誰も踏み入れたことのない斬新で独創的な技術を導入。
これまでのパワーコンディショナには類を見ない切り口で、Joker8+VPsは企画開発され、ジョンがる隊長監修による「35周年アニバーサリ+Jtuneジェイチューンモデル」となっています。
パワーコンディショナとひと口で言ってもその方式は様々です。
本製品はフィルタおよびラインインピーダンスの低減によってノイズ伝搬を抑制する方式※1です。
こうした従来のパワーコンディショナは、使用部品に対する特殊素材の採用や特殊メッキ、オリジナルの内部配線材採用などのほか、筐体の素材や加工手段によって、剛性化に伴う振動対策等を行い音質コントロールがされてきました。
市場的にはやりつくした感があり、新たな技術導入は困難な状況にありました。
Joker8+VPsは上記事項を吟味しつつ、新技術の導入で革新をもたらすこととなります。
Joker8+VPsには、サーキットプロテクタ(メインスイッチ兼用)による過電流保護機能ならびにサージアブソーバによる雷保護機能が搭載されています。
8口の出力と1口の仮想アース専用コンセントが備えられ、出力8口のうち3口はダイレクトライン(入出力直結)、残り5口はフィルタライン(フィルタ経由)と系統分けされています。
ダイレクトラインにはパワーアンプなどの大電力系機器を、フィルタラインには各種プレーヤ、コントロールアンプなどの小電力系機器を接続することをお勧めできます。
仮想アース専用コンセントには、弊社製品のコンセントプラグ型仮想アース:Crystal Eopシリーズの接続可能で、より低インピーダンスで安定したアースラインが確保されます。
※1 リジェネレータ方式等にみられる供給電圧の安定化および波形補正(ひずみ低減)機能はありません。

PCB 化された各種パワーライン
パワーコンディショナと言えば大電流を扱う電
源機器です。それゆえ従来のパワーコンディショナは、極太ケーブルや高純度(導電性が高い)ケーブル、ブスバーなどが利用されてきました。
今回KOJO TECHNOLOGY はここにメスを入れ、プリント基板(PCB)による電力供給の手法を選択しています。
一般的にプリント基板の銅箔厚さは35μm ですが、Joker8+VPs のそれは70μm です。この極厚パターンを両面基板化することで電流耐量を大幅にアップしています。またシンメトリック的にレイアウトされたパターンは、いずれの電力ライン長も500mm 未満となっており、電力の最短供給が可能になっています。
また、電源のニュートラルライン(N)とライブライン(L)は常に対向する形でパターンレイアウトされ、電源ライン間の静電シールドを形成しているほか、アースライン(G)は出力コンセントが実装される基板一面にレイアウトされ、導体面積拡大と耐ノイズ性能のアップに貢献しています。
仮想アース技術を導入した電源ライン
コンデンサが配列されたGND ベタパターン
KIV 線 vs PCB パターンのインピーダンス比較(PCB はPlatinum4-VP)
弊社仮想アースはその電気工学的根拠のもと、オーディオ機材の基準となるアース(GND)を強化し、装置や内部回路の安定稼働を目的とするものです。
Joker8+VPs シリーズにはこの仮想アース技術が導入され、パワーコンディショナ内のアースラインを強化すると共に、電源ラインにも応用されています。導入された仮想アース技術はアルミ電解コンデンサ※2の電極表面積によるもので、各出力コンセントのN およびL ラインには、それぞれ6 個の電解コンデンサを配置。各N/L ラインはいずれも34,500cm2(畳み約2 畳分)と大きな導体面積が確保されています。
内部配線のPCB 化を含むこれらテクニックは、結果的に電源ラインの低インピーダンス化に貢献。よりスムーズな電力供給とノイズ抑制・耐量アップに繋がり、安定した電力供給を約束します。
ベタパターン化されたアースラインは、電源ライン同様電解コンデンサを多数配置。アースラインの総面積は220,000 cm2(約4.7m×4.7m)にまで及びます。
KOJO TECHNOLOGY はインピーダンスの低減について検証※3を行っています。
一般的な電源ケーブルとして使用されるKIV2.0(2SQ)に対し、PCB パターン(PCBN)化により大幅なインピーダンス低減が図られています。また仮想アース技術の導入により、インピーダンスが更に低減されることを実証(PCBNC8)されています。
※2 弊社仮想アース技術で利用されるアルミ電解コンデンサは、コンデンサ機能としての働きは一切ありません。
※3 KIV 線と弊社電源タップ:Platinum4-VP に使用されるプリント基板のインピーダンス比較で、プリント基板化およびアルミ電解コンデンサの利用が、ラインインピーダンスの低減に効果があることを示すものです。

系統分けされた電源ライン
(フィルタライン用基板)

系統分けされた電源ライン
(ダイレクトライン用基板)
Joker8+VPs は入出力間が直接配線されたダイレクトライン(3 口)と、入力からパワーラインフィルタを経由して出力されるフィルタライン(5 口)に系統分けされています。
フィルタを構成する部品にはフィルムコンデンサが採用されており、高周波特性に優れた岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタ、ならびにTDK製EMIサプレッションキャパシタを使用しています。高信頼性パーツによる高いノイズリダクション効果が期待され、高音質化の実現に大きく貢献しています。
ノイズリダクションという観点では、より幅広い周波数帯域に対する減衰が望まれますが、オーディオの場合、いたずらに減衰帯域を広めることは聴感上の特性(再生音)にまで影響を及ぼします。例えば「非常に(音が)クリアーになったが、何だか寂しくものたりない」、「音がつまらなくなってしまった」という感覚です。
KOJO TECHNOLOGY では、こういった状況を踏まえ聴感上の特性を重要視。その結果どのようなフィルタ特性になったか確認観測を行っ
ています。

超高性能フィルタの特性
聴感によって決定されたフィルタラインの周波数減衰特性は、その減衰が200KHz 付近から始まり、6MHz 付近において約-70dB に達しています。
パワーラインフィルタにおいて、その減衰量が-60dB 以上の場合、高性能フィルタと言われ、医療機器において使用されるほどの減衰量です。-70dB は驚異的減衰量と言え、ノイズレベルは1/3,160(100,000μV のノイズが31.6μV)にまで減衰※4します。
※4 本フィルタは聴感上の高音質化を目的とするもので、実際に聞こえる(低い周波数)ノイズを抑制したりするものではありません。

仮想アース専用コンセントへのコンセントプラグ型仮想アースの追加
Joker8+VPs には仮想アース専用コンセント※5が装備されています。同コンセントのアース極は内部基板のアースラインおよび外装ケースに接続されており、弊社コンセントプラグ型仮想アース:Crystal Eop シリーズを接続することで、Joker8+VPs のアース強化は勿論のこと、Joker8+VPs に接続されるあらゆるオーディオ機器のアース(GND)を強化※6することができます。(右図 参照)
オーディオ機器のアース(GND)強化は、回路、装置の安定稼働をもたらし、高音質化に大いに貢献します。
※5 仮想アース専用コンセントにオーディオ機器を接続しても電源供給はされません。
※6 Joker8+VPs に接続されるいずれかのオーディオ機器の入力おいて、(インレットなどの)アース極がフレームGND と導通している必要があります。

アース端子へのスティック型仮想アースの追加
Joker8+VPs にはアース端子も設けられています。
2 極アース線付電源ケーブルのアース線接続先として有効活用できるのは勿論のこと、弊社仮想アースシリーズ(BOX 型、スティック型)を接続してアース(GND)強化することも可能です。

高信頼性サージアブソーバ
Joker8+VPs にはメインスイッチと兼用となるサーキットプロテクタが採用され、過負荷の際に遮断します。
音質的な劣化を避けるため、多数存在するサーキットプロテクタの中から吟味し、信頼性ある国内ブランドを選定しています。
また入力にはサージアブソーバが搭載され、不用意な落雷による接続機器の破損を防ぎます。

メカニカル・アイソレーション・システム+β(M.I.S.+β)

全てのパーツや基板が取り付けられたサブシャーシユニット
KOJO TECHNOLOGY には、振動対策の一環としてメカニカル・アイソレーション・システム(M.I.S.)がありますが、Joker8+VPs シリーズには進化版の新メカニカル・アイソレーション・システム+β(M.I.S.+β)が採用されています。
Joker8+VPs シリーズは、トップカバー、メインボディ、ボトムカバーの他、内部にはサブシャーシが設けられています。サブシャーシにはインレットやコンセント、電力供給を担うプリント基板のほか、全ての部品が取り付けられユニット化されています。
このサブシャーシユニットは、トップカバーに吊り下げられた構造となっており、その連結部には制振ワッシャM2052※7を3点支持にて採用。外部(床など)から受ける振動を抑制しています。
更に進化したM.I.S.+β機構は、サブシャーシをトップカバーに宙吊りとしながら、トップカバーがフレキシブルに可動できるようネジによる固定は行わず、メインボディの土台に載せるだけのフリー設置※8となっています。
トップカバー(サブシャーシユニット含む)をフレキシブルに可動できるようにすることで、音質面においても、より開放的なものへと導いてくれます。
また本機構は床からの振動入り口となるインシュレータから、最も遠い場所に設けられているため、振動伝達過程での減衰が期待されるほか、トップカバーのフレキシブル可動およびサブシャーシユニットの宙吊りにより、すべての機構からアイソレートされた二重振動対策構造となっています。
※7 国立研究開発法人物質・材料研究機構[NIMS](旧:科学技術省材料研究所)が1995 年に特許(特許番号:第2849698 号)を出願した合金。 Mn(マンガン)73% +Cu(銅)20%+Ni(ニッケル)5%+Fe(鉄)2 % からなるMn ベースの合金で、振動負荷を受けた際、合金内に双晶活動(発生・消失・移動)が起こり、今までの合金にはみられなかった高い制振性を生むとされています。
※8 トップカバーをメインボディに載せているだけですが、メインボディから外れることはありません。

トップ/ボトムカバーおよびメインボディ

各種電子部品や部材を支えるサブシャーシ(コンセント実装状態)
Joker8+VPs の筐体は全て金属で構成されており、高い剛性や堅牢性を提供しています。トップカバーとボトムカバーは肉厚のアルミプレートを削り出しし、高い剛性のもと堅牢性を維持しています。
ボディには比重の高いスチールが採用され設置時の安定感を約束します。(右上 参照)
またボディとボトムカバー内面には高い制振性で知られるハネナイトが採用され、振動抑制に細心の注意が図られています。サブシャーシにはM.I.S.+β構造に耐えられるようステンレス鋼が使われています。(右下 参照)
上記にて構成される筐体は高いシールド効果も保有し、それらは静電シールドおよび電磁シールドとして作用します。
パワーコンディショナは電源の分配機能という面から高電圧、大電流を扱うことになります。電圧あるところに静電誘導、電流流れるところに電磁誘導が発生します。
全て金属で構成されるJoker8+VPs は高いシールド性能をもってノイズ抑制効果を発揮します。
Joker8+VPs には更に磁気シールド作用があります。
50/60Hz で供給される電源は極低周波と言われ、電磁誘導によって磁界を発生させています。比較的高い周波数であれば非鉄金属(アルミ、銅など)でも効果を発揮しますが、極低周波においては磁性体である必要があります。
Joker8+VPs は前述のようにボディ部分にスチール材が採用されており、静電、電磁シールドと共に磁気シールドの役割も担っています。
またサブシャーシにはステンレス材が採用されていますが、クロムが含有されたフェライト系ステンレス鋼素材となっており磁性体です。
これらによりJoker8+VPs はボトム面を除く5 方向に対して磁気シールド作用が機能します。オーディオにおいて磁性体は時として邪魔者扱いされますが、活用方法によりそれは活きたものとなります。この絶妙なバランスが保たれたときブレークスルーは生まれます。

インレットとコンセント

アルミ電解コンデンサ群

富士山をモチーフにしたインシュレータ
インレットおよびコンセント
特殊素材やメッキ等の利用による不用意なカラーリングを避けるため、インレットには銅合金錫メッキ、コンセントには銅合金ニッケルメッキ品を採用しています。
インレットはプリント基板直付けとなることから、繰り返し行われる電源ケーブルの挿抜において機械的な負荷が加わります。
Joker8+VPs ではインレットがサブシャーシにもネジ止めされており強固なものになっています。
コンセントには医療関連で定評高い明工社製ホスピタルグレードを採用。
プラグ挿入時のホールド性を高め、安定した接続と低接触抵抗を約束します。
アルミ電解コンデンサ※1
導体表面積の拡大(仮想アース技術)を担うアルミ電解コンデンサにはSMT(表面実装)タイプを採用。リード配線を極短化することで、高周波におけるインダクタンス成分の増加を抑制しています。
インシュレータ
Joker8+VPs シリーズには専用のインシュレータ※9(大口径:40φ)が準備(付属)されています。
富士山をモチーフにデザインされたステンレス製インシュレータは、その山頂部がボトムカバーとの接触面を低減。
更にインシュレータ底面には制振シートのハネナイトが採用されており、パワーコンディショナ本体に伝達される床面からの振動を抑制します。
※9 インシュレータ4 個のほか、取付ネジ4 個と取付工具1 個が付属。またインシュレータは4 点支持または3 点支持が
可能です。

ACアダプタサイズを配慮したコンセント配置
Joker8+VPs のコンセントの配置は様々なサイズのAC アダプタ接続に対応するため、十分な間隔が設けられています。
これにより互いの物理的干渉を避けると共に、無用なコンセントの塞ぎを防止することが可能になっています。
コンセントを無駄にすることなくユーザビリティに富んだモデルになっています。

Joker8+VPs トップカバーデザイン

アイコニックな機能美デザイン

各種機能を示すアイコン

洗練された機能美と高級感が融合したデザイン
一般的にJoker という言葉は「道化師」や「おどけ者」といった周囲を楽しませてくれるというイメージの他「世界を脅威にさらす人物」など多面的なイメージを持たれると思います。
また、トランプカードにおける最強のカードでもあり、「予測不能」や「状況を一変させる力」などの象徴でもあります。
KOJO TECHNOLOGYが提供するJoker8+VPsは、まさにそういったイメージからネーミングされています。 これまでのパワーコンディショナでは感じれなかった、状況が一変してしまうほどに、驚きや感動を与えたい。そんな思いが詰め込まれたモデルです。
トップカバーには従来シルク印刷で表示されていたN 極やアースマークを取り止め、Joker8+VPs という称号とKOJO TECHNOLOGY のブランド名をレーザ刻印。
また、それぞれの出力コンセントにはパワーライン、フィルタライン、仮想アース専用等の機能を示すアイコンが刻印されています。
トップカバーおよびボトムカバーの表面処理はサンドブラスト加工にアルマイト処理が施されており、嫌みのない落ち着きが、シンプルでありながら優美さを兼ね備えています。
またトップカバーから排除されたN 極とアース極のマークは、トップカバーのアイコニックなコンセント窓から覗く鏡面仕上げサブシャーシへ移行。
平面的になりがちなデザインに対し、機能的な理由から採用されたM.I.S.+βと相まって、奥行きのある立体的なデザインとなっています。
ボディはクールグレイと称されるホワイト系梨地マット色で塗装され、純粋さを醸し出しているほか、振動抑制のために本体隅に設けられた専用インシュレータもまた、本体の安定性を向上させると共にデザイン的な安定性をもたらしています。
Joker8+VPs シリーズは機能美と洗練された高級感溢れるデザインに仕上げられ、35th アニバーサリモデルに相応しい製品と言えます。

近年KOJO TECHNOLOGYが注力してきた仮想アースは、その音質効果がステレオ領域を超えた領域(立体的音場)に達するものとして「2ch超越ゾーン突入」というキャッチコピーが話題となりました。
オーディオファイルにとってステレオ再生における立体的音場の再現はまさに醍醐味です。 Joker8+VPsシリーズが提供する音質効果はついにそのゾーンをも突破!
いよいよ没入世代へと移行します。 この没入型パワーコンディショナは立体的音場を再現するツールのひとつであり、更にそれを獲得したうえでの音楽鑑賞は、まさに没入の道へと誘ってくれます。 今度は「ゾーン突破!没入型アクセサリ」です。
| 型名 | Joker8+VPs |
|---|---|
| 電圧 | AC100V(定格AC125V) |
| 周波数 | 50/60Hz |
| 容量 | 1,500VA |
| 相数 | 単相アース付き |
| インレット | IEC60320 C14 |
| コンセント | NEMA5-15R ダイレクトライン:3口 フィルタライン:5口 仮想アース専用ライン:1口 |
| ライン 導体表面積(typ.) | N/L:34,500 cm²/Line GND:220,000 cm² |
| 保護機能 | 過負荷機能:15A以上(サーキットプロテクタ) 雷保護機能:サージアブソーバ |
| 絶縁耐圧 | AC1,500V 1分間 |
| 絶縁抵抗 | DC500V 100MΩ以上 |
| 外形(アース端子含まず) | W250 × H173.3 × D250 mm |
| 重量 | 約8.0 kg |
| 付属品 | マニュアル/保証書/インシュレータ×4/インシュレータ取付ネジ×4/六角レンチ×1 |
〒036-0164 平川市松崎西田43-4(松崎工場・電源事業部)
0172-43-0050祝日を除く月〜金/9:00〜17:00
0172-43-0056FAX