光城精工 KOJOTECHNOLOGY

カーオーディオ用電源フィルタ+仮想アース Nve-05

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電源フィルタと仮想アースが融合した、新発想コンディショナ!
「Pureコンディメンタ」

これまでのカーオーディオ用電源フィルタは、主に大容量の電解コンデンサやチョークコイルとの複合回路で形成されていました。これらはバッテリの電圧変動や比較的低い(ノイズの)周波数帯域に対し大きく貢献、作用してきました。バッテリの電圧変動は車載電子機器の安定稼働に影響するものであり、ことカーオーディオ機材において音質面に大きく作用するものでした。これは今もなお継続的な形で市場ニーズがあります。 その一方で昨今の車産業界ではハイブリッドやEV化の波が到来。カーオーディオ機材を含め車載される各種制御電子機器はデジタル化が進み、車内は様々な高周波ノイズで溢れかえっています。

今回リリースする「Nve-05」は、こうした高周波ノイズ対策に特化するもので、高周波特性に優れたフィルムコンデンサを容量別に配列(高周波インピーダンスを低減化)し、インバータやスイッチング電源、内部クロックなどから発生されるノイズを抑制、減衰するものになっています。加えて、スティック型仮想アース「ve-02p」に採用されている特殊アルミ電解コンデンサを搭載。新型コンデンサ採用により「Nve-03」とは比較にならないほどの導体表面積の拡大を実現しています。

モデル名 Nve-05
標準価格 45,000円(税込49,500円)
発売日 2024年9月15日(日)※予約開始日2024年9月2日(月)

Nve-05の特長 strong point

高性能・高信頼性フィルムコンデンサを採用

Nve-03の特長

フィルタ部

フィルタを形成するフィルムコンデンサには、高周波特性に優れ、弊社ホームオーディオ向け製品にも採用している、岡谷電機製ノイズサプレッションキャパシタ、ならびにTDK製EMIサプレッションキャパシタを採用。高信頼性パーツによる高いノイズリダクション効果が期待され、高音質化の実現に大きく貢献しています。

聴感上の特性から生まれたフィルタ

ノイズリダクションという観点では、より幅広い周波数帯域に対する減衰が望まれますが、オーディオの場合、いたずらに減衰帯域を広めることは聴感上の特性(再生音)にまで影響をおよぼします。例えば「非常に(音が)クリアーになったが、何だか寂しくものたりない」、「音がつまらなくなってしまった」という感覚です。 KOJO TECHNOLOGYでは、こういった状況を踏まえ聴感上の特性を重要視。試聴先行・優先型で臨み、その結果どのようなフィルタ特性になったか確認観測を行っています。

周波数 vs 減衰特性

Nve-03の特長

Nve-03の周波数減衰特性

Nve-03の特長

Nve-05の周波数減衰特性

図は「Nve-03」と「Nve-05」に採用されたフィルタの周波数減衰特性です。
Nve-03はおよそ200KHz付近から減衰(少々共振気味)が始まり、1MHz付近において約-40dBに達しています。
Nve-05は減衰効果が強化され、共振を抑えつつおよそ20KHz付近から減衰が始まり、1MHz付近において約-60dBに達しています。
このように「Nve-05」に内蔵されたフィルタは高性能化が図られています。

ブスバー配線

Nve-03の特長

ブスバー配線

フィルタを構成するフィルムコンデンサ群はブスバーに直接実装されています。フィルタ特性は、採用されるフィルムコンデンサの特性、性能に大きく影響されますが、配線アートワークも非常に重要です。

Nve-05はブスバーによるストレート近接並走配線によって、パワーライン間の浮遊容量(見えないコンデンサ形成)を利用すると共に、不要なインダクタンス成分の発生を抑え、より効果的なノイズリダクション特性となっています。

仮想アース部

Nve-03の特長

特殊アルミ電解コンデンサ

「Nve-05」の内部にはフィルタ機能以外に仮想アース機能も搭載されています。
「Nve-03」に採用されていた内部異金属プレート積層(仮想アース部)は撤廃され、新たにve-02pシリーズに搭載されている特殊アルミ電解コンデンサを2本採用。同コンデンサの内部導体には、帯状に加工された高純度アルミニウム箔を採用しており、見かけ上の表面積はわずか100cm2(10cm×10cm)程度ですが、導体表面の特殊エッチング処理により、海綿質構造に似た空洞が無数に形成されています。
結果的に、この無数に存在する空洞は導体表面積の拡大をもたらし、実に22,000cm2(220cm×100cm)の有効面積が確保されています。

ユーザーニーズに応えた小型化の実現

「既存システムに組み込むには大きすぎるので小さくして欲しい」という要望が「Nve-03」でありました。これに対し、フィルタ用コンデンサのブスバー直接実装、仮想アース部の特殊アルミ電解コンデンサの採用といった仕様変更が行われた「Nve-05」は、性能改善だけにとどまらず小型化にも貢献。ノイズリダクション特化型電源フィルタ「N-04」と同サイズにまで小型化しています。

ve-02p / ve-02 増設端子

Nve-03の特長

ve-02pの増設

「Nve-05」にはADD ve端子が新規追加されています。同端子はスティック型仮想アース:「ve-02p」や、BOX型仮想アース:「ve-02」の増設用の端子となっており、追加接続することで更なる音質向上が図れるようになっています。
これまでの仮想アース単体使用による高音質化もさることながら、Pureコンディメンタ:「Nve-05」の投入はこれまで以上のシステムグレードアップへと貢献してくれることでしょう。

大電流対応端子台

Nve-03の特長

大容量対応端子台

「Nve-05」の入出力に2端子の端子台を採用。電源入力の±および出力の±を備え、大容量パワーアンプにも対応できる最大定格100Aの端子台となっています。
端子台ネジ部はM5サイズで、接続ケーブルにはAWG#4を推奨されます。

音質+堅牢性を高めたボディ素材

Nve-03の特長

音質と堅牢性を考慮した筐体

「Nve-05」の筐体もまた仮想アースの一部として捉えることができます。筐体素材による音質への影響は高く、繰り返し行われた試作・試聴の中で、TOP カバーにアルミ、BOTTOM シャーシにスチールを採用することで音質的効果と堅牢性の両立に成功しました。

デザイン

Nve-03の特長

入出力の方向・視認性を高めたデザイン

「Nve-05」のNは、内部に搭載されるNoise filter:ノイズフィルタ、veはvirtual earth:バーチャルアース(仮想アース)を指しています。
TOPカバーはアルミに黒色アルマイト処理を、BOTTOMシャーシにはサテン調の黒塗装仕上げを施し、重厚かつ堅牢で高級感を持たせています。

また、電源入出力端子台の極性等に関し、視認性をアップさせるため、電気の流れをイメージした▲:INPUT、▼:OUTPUTマークをペイントしました。
更に仮想アース増設用の端子には大地をイメージした▼:ADD veマークも併記しています。

Pureコンディメンタ「Nve-05」は、KOJO TECHNOLOGYらしいクリエイティブな電源アクセサリとして、「CREATIVE POWER ACCESSORIE」の称号を得ています。

Nve-05の仕様 product specification

端子台

M5 各2端子(推奨電源ケーブル:~AWG#4)

入出力電圧 DC12V
入出力電流 100A(peak)
カットオフ周波数 100KHz
利得 -60dB
導体表面積 22,000cm2
外形 W81×H40×D159(端子台含む)
重量 約542g
付属品 マニュアル/保証書/M5裸圧着端子×4個
※本製品はカーオーディオ専用です。他用途での使用は危険ですので絶対にしないでください。
誤った使用は機器を破損させたり、人的傷害を負う危険性があります。

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